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男女問わず“タフ”な人材が求められている昨今。自分の弱い気持ちに打ち勝ち、いつでも“ドキドキ・ワクワク”しながら毎日を過ごすには、どうしたらいいのか…。そのためのヒントが盛りだくさんの“拓蔵アニキ”の生き様から、何かを感じとってみて!

#09
老婆心ながら一言、「その転職、待った、待ったぁ!」

 2ヶ月前にウチの会社の編集長が退社した。渡米が理由。なんでも在米日本人向けの新聞を創刊するスタートメンバーとして誘われたらしい。さらに近々ボクの直近の上司が退社するそうだ。こちらは沖縄でバーテンダーになるとのこと。
 ともに周囲の反対を押し切っていること以外に共通点が2つ。まずは、どちらもボクだけは味方だと思っている点。「お前にだけは安定なんて言われてたくない」と、はなから相談ではなく理解を求めてくるんだよね(苦笑)。まぁ少なからずボクとの出会いが彼らに影響を及ぼしているのは否定できないんだけど、正直困っているんだ。だってボクの答えは「辞めるのを止めたほうがいい、絶対に後悔する」なんだから(笑)。
 理由はただ1つ。それが2つ目の共通点、給料が現在の半分以下になることなんだ。誰だって、冒険や挑戦なんて響きに憧れを持つ気持ちはわかるし、ボクだって放浪を続けた理由の1つは“ワイルドなカッコよさ”だけど、彼らとは大きな違いがあるんだよね。ボクの場合は本当に先が見えない場所に何かを求めて行ったからね。今考えれば相当に無茶なことをしたけど、本当に冒険だったから有意義だった。それでも人生を踏み外していないのは、強運によるところが大きいよ。
 一方、彼らにはあらかじめ仕事が用意され、フォローしてくれる仲間が現地にいる。この時点でボクから言わせれば単なる転勤と変わらない。つまりアドベンチャーでもチャレンジでもないよ。だいたい中途半端に保険をかけた転職と、リスクだらけの放浪とでは目的も得ることも違うっつうの(笑)。
 それでも、数万円の給料ダウンと引き換えにより良い環境を手に入れたいのであれば分かるけど、年収が半分になる転職なんて間違いだと思う。生活が向上しつつある今、ボクが転職に関して言えることは“自ら貧乏を求めることだけは何があっても避けるべきだ”ということ。努力だけで生活レベルと職場環境を同時に上げることを最優先に。皆さん、転職の際は甘い言葉に気をつけてね。